2012年3月18日日曜日

【Linux】印刷できない…。

話は長くなるが、最近新品マシンを入手していないのは、子供が大きくなってきて教育に金がかかるためである。ちなみに『主査』時代の後半は-8パーセントもの給与削減期間中であり、上の娘が私立高校に進学し、一番下の娘が幼稚園に入った時はまさに金がないような状態で、学資保険から借金する生活であった。こんな給与水準では子供なんて増えるわけがない。やはりこういう分野でも国の政策が間違っているといわざるを得ない。

バブル期に労働市場の競争力を得るため、年功序列だった給与体系を初めて『若年層負担軽減』のために若年層のみを上げたわけであるが、その後もどんどん若年層に対しプラス勧告を行い給与を厚くし、主査後半からそれ以上の年齢層に対しては薄くする一方である。これで、年功序列をある程度薄くし、全体の給与を抑え民間並と言い切っている給与政策もわからないわけではない。しかし、だ。私が公務員になった時代は、『若い人の給料はとんでもなく薄く、ちょっと我慢すれば結構高給』だった時代である。生涯賃金1億5千万とも言われていた。我々のバブル世代の公務員は、若い頃は民間企業の高給を指をくわえて眺めつつ、自分には与えられた使命がある、とぐらいに自分に言い聞かせ薄給を我慢していたのに、やっと中堅になってこれで生活が落ち着くと思ったら、人勧でどんどん叩かれるのはどういうことであろうか。

で、本題に戻る。
前掲、生活は苦しい、というのはおわかりいただけたであろうか。なので、二番目の子が最近高校受験であったのだが、長女と同じ高校(私立)に行きたいというものだから『できれば公立高校に行ってくれ』とお願いしていた。上の子は結構頭のできは褒められたものではない、だが、二番目の子は頭のできはいいかもしれないが努力をしないタイプである。上の娘と同じ私立普通科(自転車で15分ほど)なのだがそこに行きたいという。正直二人もあんな高い私立高校に行かせれば『10万円/月』となってしまい、家計が破綻することは目に見えている。『公立高校ならパソコン買ってやる。パソコンだけじゃない。なんでも買ってやる』とモノで釣ることにした。しかも、二番目の子はすっげえ方向音痴であり、通学途中で道に迷うかもしれない…。私の今住んでいるところは『県立普通科』などは近くになく『市立普通科』は徒歩25分で行ける範囲であるが、行ける(道に迷わぬ?)アタマは残念ながら保有していない。地区二番手の普通科高校も自転車で15分ほどの位置であるが、受ける権利があるかどうかはわからない…。そこで、一番近くの実業高校を受けさせることにしたが、競争率が結構高く(1/3が落とされた)親としても気を揉んでいた。

結果、細かく課程が分かれているうちの第三希望に合格したのだが、実は本人も親も受かるとは思っていなかったのである。合格の知らせを聞いたとき、感涙モノだったくらい。
その後、制服の採寸とか合格の難しい事務手続きは嫁と子供自身に任せることにし俺はPC選びに没頭していた(制服制度なんかは中国から安い製品が入ってくる中で、国内の繊維、衣料品業界を守るためのまさに行政による利益誘導にしか見えないが、これを言うと学校に嫌われるので抑えている。)。結局、マウスコンピュータのOSなしモデルとか、エンデバーとか電脳売王富士通新品メルマガ会員限定27,999円モデルとかを蹴ってDELLの直販モデル週末限定5千円引き34,980円にしたわけであるが(本人は富士通でXPがいいって言っていたがDELLは玄人向けですな。ダウングレードするのもとりあえずOEMBIOSを所有しているからなんとか…)、その間の手続きを印刷しようと思ったらこのマシン(CentOS 5.7)で印刷できなくなっていた。原因追及に2-3時間を費やした結果、『selinux』が悪さをしていただけで、外すだけで元通り。selinuxは障害多いな。時々すげえ遅いことがあったし。あまり大事な役割をこのPCに与えているわけではないので、まっいいだろう。

PCも本当安くなったな。
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長女は上記のとおり私立普通科であるが、なにを学校の先生が間違えたのか、進級時に『特進』入りし(そのとき担任は俺と同じ大学だっていって喜んでいたらしいが、俺は『学部』が違えば同じ大学として認めない主義。まっそういう大学出身)、私の出身校(県立普通科受験校。名だたる進学校ではなく地域の2-3番手といったところか)と偏差値が一緒だと豪語していた…。 ふざけんじゃねぇ…。俺も道に迷うから近くの高校行ったんだよ…。
 (というのは冗談で、中三の時に某一番手、某工業、某高専を薦められたが(なぜか担任の先生には技術系と思われていた…)、その2年前に地域の新設校として開設されたばっかりであったためにただ単純に行きたかったため…。志望の動機はランク関係なしだな。私の中学からはなんと一割がその高校に進学した。)

 で、今だから言えるが、県立高校の願書を書いて中学校に提出したら、『お父さんの署名が読めないから書き直してきて』と言われて再度書き直しとなってしまった。字体がちょっと崩れていたらしい。子供に悪い、とは思いつつも、俺は決してその字体を曲げずに再提出。署名にけちをつけられるのは人格権の否定だと子供には説明しておいた。嫁にはさんざん責められたが、一応、学校の願書をチェックする先生には、『法的文書もこの署名で通っている。この字体はあくまで楷書であり、行書はこちらの字体だ。(行書体添付)』との手紙を書いてやった。つまり、学校の先生は、子供を管理するように大人も管理する癖があるらしい。職場にいて学校の先生と付き合うと一番感じる部分である。モンスターペアレンツ云々言われる時代ではあるが、まあ、私も嫁にはそう言われたんだが、その現象を引き起こしている原因の一介は学校側にも存在する、と思わせる事件であった。署名の誤字、脱字なら親切心から指摘してもそりゃいいだろう。しかし、親が精魂込めて書いた我が署名にけちをつけるとはどういう了見だ…。

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